2016年02月29日
安曇野食い道楽記

(実家カフェ!)
ここ最近ばたばたしており、ほったらかしでした。
この前の休みは松本、安曇野方面へ。

穏やかな1日でした。
安曇野のガラス工房で顔を真っ赤にしながらグラスを作って、

ジェラートを食べて

わさびコロッケを食べて

スープカレーを食べました。
とにかく食べていた1日でした。
ごちそうさま、安曇野。
2016年02月12日
とんちんめん
天気がいい日は中込日和だ!

頓珍館のとんちんめん
名前のインパクト、強くない?
でも、これがいいーお味。
派手さはないけど、
チャーシューが柔らかくて
麺の固さもちょうど良くて
月一回は食べたくなる味。
ほっとするね。中込。


頓珍館のとんちんめん
名前のインパクト、強くない?
でも、これがいいーお味。
派手さはないけど、
チャーシューが柔らかくて
麺の固さもちょうど良くて
月一回は食べたくなる味。
ほっとするね。中込。

2016年02月08日
なつみかん紀行14 俵山温泉の楽しみ方|基本編
3日目に一通りの目的を果たし、残りの滞在は何の計画もなく、日がな一日のんびり過ごした。
俵山温泉へ行くというと、皆が口を揃えて「何もないところ」といった。もちろん、そんなことはない。
楽しみ方1 | 湯に浸かる
基本中の基本。じっくりまったり。
地元の人との会話も楽しみながら、湯治場の雰囲気を目一杯味わう。
楽しみ方2 | 宿の食事を楽しむ

(4日目の朝食)

(4日目の夕食)
新鮮なお刺身、かまぼこ、わかめ、手作りの料理はどれもおいしい。毎食たいらげてしまい、近年で一番丸くなった。
楽しみ方3 | こたつで趣味にいそしむ(冬限定)

(集中して読める)

(時間を気にせず仕上げることができる)
普段生活に追われて後回しにしがちな趣味の世界に没頭することができた。
目一杯のんびりして、頭も身体も満たされた気持ちになった。

(宿の主人がくれた地図)
2016年02月07日
中込まにあ

(チーズトーストセット@¥650)

中込慢性中毒のため、緊急搬送。
駅前の喫茶店ポケットにておやつ。

振り返ると夕日がまぶしかった。

ショーウィンドウにちょんまげ犬!
ディスプレイかと思ったら本物だった!
中込は歩けば歩くほど奥深い。その度に発見がある。
人のいない商店街もグリーンモールの止まった時計も年季の入った中華料理屋も。

ほっとコーヒー
2016年02月06日
なつみかん紀行13 青海島-角島-俵山温泉
「わかめソフトの味」
青海島を出て、角島方面へ。
途中、元乃隅稲成神社に寄った。なかなか細い山道を通らなければならず、軽自動車でちょうどよかった。

(真っ赤な鳥居が海へ続いている)
晴天の日は、青い日本海に赤い鳥居がよく映える。鳥居をくぐって急坂を下ると崖の上へ出る。切り立った崖に波がしぶきをあげて砕ける様子はサスペンスドラマさながらである。


神社から角島までは車で40分。角島大橋の駐車場はひっきりなしに車が入ったり出たりしており、ツーリング客、家族連れで賑わっていた。

(海がきれい!)
駐車場脇の土産物屋で絵はがきを買った。店の女性と話すと、「この海は泳ぐつもりのない人でも泳ぎたくなってしまう海だから、また夏に入りに来て」という。透き通ったエメラルドグリーンの海と白い砂浜。たしかにそのくらい魔力のある眺めだった。
角島に渡って「しおかぜの里 角島」へ。
ここには今日の最後の目的「わかめソフト」が待っている。ソフトクリームイターズ(構成員2名)として、ここをはずすわけにはいかない。

(ミックス@300円)
ベースはスジャータのソフトクリームより断然おいしい。細かいふりかけのようなわかめが入っていて少し塩気がある。はまる人ははまる。のだろうか。
総括すると、また食べたい味ではない。しかし、おいしさだけが正義ではないということだ。
こうして仙崎から角島まで巡り、無事すべての目的を果たし、宿に帰った。
宿の主人はわたしが出て行こうが、何しようが特段構う様子もなく淡々と仕事をこなしていた。おいしいご飯を作ってくれ、困ったことがあるとすぐに助けてくれる。暑苦しい過剰な笑顔とは無縁で、飄々とした物静かな雰囲気がとても心地よかった。

(3日目の夕食)
つづく

(冬の海)
タグ :なつみかん紀行
2016年02月03日
なつみかん紀行12 青海島
「正真正銘のいか好きになった話」

(特等席からの眺め)
わたしは食べることが大好きだが、いかは特別好きだ。回転寿司に行ったら、とりあえずいかを全種類食べる。おつまみはソフトさきいかより断然あたりめを選ぶ。食べ過ぎでアレルギーになるのがこわいので、今はあたりめは控えている。しかし、いくら好きとはいえ、山国に住んでいると新鮮なもの食べる機会はほとんどない。新鮮なものを食べずして、いか好きは名乗れない。透明ないかの刺身を食べた日こそ胸を張っていか好きを名乗れる日なのだ。
旅3日目の目的、1つ目は「夏みかんの原樹を見ること」、2つ目は「正真正銘のいか好きになる」ことだった。仙崎名物活いかを食べるべく、島の東側にある民宿「沖千鳥」へ向った。
12時頃、レストランに入ると客は誰もいなかった。レストランは仙崎湾に面しており、手を伸ばせば届きそうなくらい海が近い。窓際の特等席を陣取った。

(ミッションコンプリート!)

(うに丼も食べたよ)
透明ないかはしょうゆにつけるとぎゅっと縮んだり、反ったりする。生臭くなく、歯ごたえがよい。時間が経つにつれ、甘みが増す。頭の部分は茹でてもらうことができ、とうとう一杯まるまる食べてしまった。こうして、その日の一番重要な目的を果たしたのである。
残る目的は1つ、「わかめソフトを食べる」ため角島へと向かった。

(ごちそうさまでした。)
つづく

(特等席からの眺め)
わたしは食べることが大好きだが、いかは特別好きだ。回転寿司に行ったら、とりあえずいかを全種類食べる。おつまみはソフトさきいかより断然あたりめを選ぶ。食べ過ぎでアレルギーになるのがこわいので、今はあたりめは控えている。しかし、いくら好きとはいえ、山国に住んでいると新鮮なもの食べる機会はほとんどない。新鮮なものを食べずして、いか好きは名乗れない。透明ないかの刺身を食べた日こそ胸を張っていか好きを名乗れる日なのだ。
旅3日目の目的、1つ目は「夏みかんの原樹を見ること」、2つ目は「正真正銘のいか好きになる」ことだった。仙崎名物活いかを食べるべく、島の東側にある民宿「沖千鳥」へ向った。
12時頃、レストランに入ると客は誰もいなかった。レストランは仙崎湾に面しており、手を伸ばせば届きそうなくらい海が近い。窓際の特等席を陣取った。

(ミッションコンプリート!)

(うに丼も食べたよ)
透明ないかはしょうゆにつけるとぎゅっと縮んだり、反ったりする。生臭くなく、歯ごたえがよい。時間が経つにつれ、甘みが増す。頭の部分は茹でてもらうことができ、とうとう一杯まるまる食べてしまった。こうして、その日の一番重要な目的を果たしたのである。
残る目的は1つ、「わかめソフトを食べる」ため角島へと向かった。

(ごちそうさまでした。)
つづく
2016年02月01日
なつみかん紀行11 俵山温泉-仙崎-青海島
「原点」

(仙崎湾は捕鯨が盛んだった)
12月28日、7時半に目を覚ました。薄暗い部屋の天井を見上げて、いつもなら寝坊の時間だと思った。
朝ごはんの時間は8時だ。支度をして洗面所に行くと、猫の鳴き声がした。声がした受付の窓を覗き込むと可愛らしい黒猫がちょこんと座っていた。猫はびっくりしたようにもの欲しそうに「にゃーん」と鳴いた。あとで知ったが、この猫は「はち」という名前があり、宿の主人にしか懐いていない。でも、どこかほっとけない魅力があり、宿泊客のアイドルだった。といっても、客はわたし一人だけだったが…。

(2日目の朝食)
朝食を食べ終えてから、バス停へ向った。その日の計画は仙崎でレンタカーを借りて青海島から角島方面を巡る予定だった。俵山温泉から仙崎駅前まではサンデン交通で800円、約50分で着く。レンタカーは5,000円くらいで軽自動車を借りることができた。
仙崎は金子みすずが生まれ育った港町だ。金子みすずの詩は小学生の頃によく読んだ。闘病中の祖母に詩を書き写しては渡したことを覚えている。そんな懐かしい気持ちもあり、「金子みすず記念館」に訪れた。

(入館料は350円)
展示をみて驚いたが、複雑な家庭環境、不幸な結婚、淋病とかなり波乱万丈な人生だったと初めて知った。年を重ねていたらどんな詩を作っていたのだろう。中原中也といい、金子みすずといい、急逝の詩人を辿る旅になってしまう。
旅のメインは急逝の詩人を偲ぶことではない。その日ははっきりと目的があった。まず1つ目、「夏みかんの原樹をみること」だ。ここまで来たら見ておきたい。記念館を出て、青海島へと向った。
夏みかんの原樹は駐車場から路地を入った民家の一角にある。誰もいなかったし、誰も来なかった。向かいの畑には立派な夏みかんの大木があって、初めはこちらが原樹かと勘違いしてしまった。この2号木は本家が弱っているので、同じ遺伝子のものを作り、育てたものだった。そのくらい本家は痩せていて実もあまりつけていない。

(本物はこっちじゃないよ)

(こっちだよ)
一体どんな経緯でこの場所から夏みかんは広がっていたのだろう。現代だって果物の新品種がでるとそれなりに話題になる。同じように、あそこの家の庭に由来のわからない柑橘系の果物が実った。どうやら味はすっぱいがいい香りがする。ゆずの代わりに育ててみるか。なんていう具合に広がったのか。ほっとけば勝手に育つくらい丈夫な植物なのだろうか。こんなことを考え出したらきりがないけれど。きっと色々な条件とタイミングがあって広がっていたのだろう。
夏みかんについて考えを巡らせてから、わたしは島の奥へ車を走らせた。
旅の目的2つ目、「正真正銘のいか好きになる」ために、わたしはどうしても済ませておかなければならないことがあった。

(鯨の胎児を埋葬した「鯨墓」)
つづく

(仙崎湾は捕鯨が盛んだった)
12月28日、7時半に目を覚ました。薄暗い部屋の天井を見上げて、いつもなら寝坊の時間だと思った。
朝ごはんの時間は8時だ。支度をして洗面所に行くと、猫の鳴き声がした。声がした受付の窓を覗き込むと可愛らしい黒猫がちょこんと座っていた。猫はびっくりしたようにもの欲しそうに「にゃーん」と鳴いた。あとで知ったが、この猫は「はち」という名前があり、宿の主人にしか懐いていない。でも、どこかほっとけない魅力があり、宿泊客のアイドルだった。といっても、客はわたし一人だけだったが…。

(2日目の朝食)
朝食を食べ終えてから、バス停へ向った。その日の計画は仙崎でレンタカーを借りて青海島から角島方面を巡る予定だった。俵山温泉から仙崎駅前まではサンデン交通で800円、約50分で着く。レンタカーは5,000円くらいで軽自動車を借りることができた。
仙崎は金子みすずが生まれ育った港町だ。金子みすずの詩は小学生の頃によく読んだ。闘病中の祖母に詩を書き写しては渡したことを覚えている。そんな懐かしい気持ちもあり、「金子みすず記念館」に訪れた。

(入館料は350円)
展示をみて驚いたが、複雑な家庭環境、不幸な結婚、淋病とかなり波乱万丈な人生だったと初めて知った。年を重ねていたらどんな詩を作っていたのだろう。中原中也といい、金子みすずといい、急逝の詩人を辿る旅になってしまう。
旅のメインは急逝の詩人を偲ぶことではない。その日ははっきりと目的があった。まず1つ目、「夏みかんの原樹をみること」だ。ここまで来たら見ておきたい。記念館を出て、青海島へと向った。
夏みかんの原樹は駐車場から路地を入った民家の一角にある。誰もいなかったし、誰も来なかった。向かいの畑には立派な夏みかんの大木があって、初めはこちらが原樹かと勘違いしてしまった。この2号木は本家が弱っているので、同じ遺伝子のものを作り、育てたものだった。そのくらい本家は痩せていて実もあまりつけていない。

(本物はこっちじゃないよ)

(こっちだよ)
一体どんな経緯でこの場所から夏みかんは広がっていたのだろう。現代だって果物の新品種がでるとそれなりに話題になる。同じように、あそこの家の庭に由来のわからない柑橘系の果物が実った。どうやら味はすっぱいがいい香りがする。ゆずの代わりに育ててみるか。なんていう具合に広がったのか。ほっとけば勝手に育つくらい丈夫な植物なのだろうか。こんなことを考え出したらきりがないけれど。きっと色々な条件とタイミングがあって広がっていたのだろう。
夏みかんについて考えを巡らせてから、わたしは島の奥へ車を走らせた。
旅の目的2つ目、「正真正銘のいか好きになる」ために、わたしはどうしても済ませておかなければならないことがあった。

(鯨の胎児を埋葬した「鯨墓」)
つづく